[見花山の生い立ち] …… p. 6

 報告書の承認の直後に1983(昭和63)年度の役員を中心に「独立実行委員会」が発足した。そして、この年の理事として鈴木春光氏、野中興亜氏が就任された。特に鈴木春光氏はその後の「自治会館建設」「見花山自治会の独立」に多大な貢献をされるのである。
 そして1989(平成元)年3月にかりん公園で開催された見花山最寄総会で「見花山自治会結成案」が全会一致で承認された。そしてその年の9月に理事、評議員、婦人会、シルバー会、子供会の代表13名で「自治会館建設委員会」がスタート、当時の市議会議員の手助けと、鈴木会長、自治会館建設委員の大変な努力の結果、現在の会館用地を横浜市と賃貸契約(165u、用地権利金165万円、借地料12,000円/年〔現在は39,643円/年〕)を結ぶことが出来たのである。これは港北ニュータウンでの市有地を使って自治会館を建てる最初のケースとなった。

そして自治会館は1990(平成2)年12月末に完成し、翌年1月13日には見花山自治会員対象に竣工式が盛大に開催された。さらに2月2日には市役所、工事関係者、近隣町内会の代表をお招きし会館披露の会が行なわれた。この時点での見花山自治会会員数は578軒(現在約830軒)であった。
なお、会館建設総金額は2,254万円(会館建物1,800万円、設備機器・他454万円)であり、その資金手当は(市補助金850万円、市より借入金1,000万円、自治会予備費200万円、夏祭り差益金など204万円)であった。

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