[会長挨拶] …… 

見花山誕生30周年記念にあたって

見花山自治会 会長  西潟 純一

 見花山は、誕生から30年の間にすばらしいまちに育ちました。 今日まで、見花山のまちづくりのために声を掛け合い、ともに手を携えて汗を流していただいた自治会の皆さんとともに、ご一緒にお祝いしたいと思います。

 見花山は、今から30年前、港北ニュ−タウンの一角にその産声を上げました。まっさらな住宅用造成地でしたから、昔から住んでいる人たちはほとんどいませんでした。そして、よそのいろいろな土地から、ここに移り住んだ人たちによって「まちづくりの種」がまかれました。やがて芽をだし育っていく「若木」を大切に育ててきました。見花山という「樹」に、ここに移り住んだ多くの皆さんの「願い」がこめられて、大きな木へと育ちました。

 その願いとは、「子どもたちにふるさとを!」「大人たち同士仲良く、顔の見える関係を!」ということでした。 その願いを確かなものとするため、自治会館を立て、「みんなが話し合う場」、「さまざまな活動をする場」を作りました。 子どもの時代を過ごした懐かしいふるさとの祭りやイベントを「このまちで育つ子どもたちにここがふるさだ、と思ってもらいたい」そして「おとなたち同士がここでも顔を合わせ、仲良くなる場としていきたい」ということで、みんなで企画し、実施してきました。それが年を重ね、現在、新年の「ドンド焼き」や「七夕祭り」、そして「夏祭り」や「いも煮会」などの年中行事が出来上がりました。いまでは、見花山まちづくりの基本理念も、これらの祭りやイベントもすっかりこのまちに定着し、常に多くの会員が祭りづくりにかかわり、各種行事には多くの人々が集まって交流を深めています。

 これらの実践が、見花山まちづくりのパワーになっています。
今後も私たちは、30年前、まちづくりに着手した先輩である第一世代の人々のまちづくりの二つの基本理念やその思いを引き継いで参ります。 さらに2011年に発生した東日本大震災に学び、身近に迫りくる大災害の可能性や、押し寄せる高齢化時代にふさわしい新しい理念「人に優しく、助け合い支えあいのまちづくりをみんなで!」を加え、発展させてまいります。 そして見花山の次代を担う若い世代にこれを継承していきたいと願い、活動を続けてまいります。

 みなさま、今後とも「見花山まちづくり」に一層のご支援とご協力をお願いいたします。

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