[支援団体] …… 

見花山婦人会随想

婦人会前会長  両角 美枝子

 私が婦人会会長を引き受けましたのが平成23年、24年の2年間でした。

 以前から婦人会が直面している課題は、会員数の減少です。その為、ほとんどの会員が、会長・役員経験者という訳で、おのずと順番が回って来た次第です。初めての事であり、婦人会の歴史、これからの有り方等、一からの勉強でした。
 会則を読んで見ますと、もともと婦人会の名称は、かりん公園にちなみ「花梨会」と称した様です。清楚でおちついた名称で、私達婦人会にピッタリの名前ではないでしょうか?
 婦人会が長い間培われた伝統は、皆で話し合い、協力し、無理と思われる事も乗り越えて参りました。その反面、「出来る事」を「出来る時」に「出来る人」でという柔軟な面も持ち合わせております。

日帰り旅行でスカイツリーへ

 発足当時より続いている春、秋の日帰り旅行も、現在は春は観劇、秋はお食事をメインにした小旅行で、一日有意義に楽しく過します。
 また、バス停の清掃は発足当時2ヶ所でしたが、現在は、5ヶ所に増え、毎月1回続けております。
 特に印象深く思い出されるのが、2011年3月11日 東日本大震災が発生し、婦人会としても被災地へ何か力になれないかという思いで皆で話し合い「ふれあいの丘連合祭」にて、バザーを行う事になりました。バザーの献品を自治会の回覧を通してお願いしたところ、会館の2階いっぱいに品物があふれ、当時の総務担当理事は困惑しておりましたが、うれしい悲鳴でした。この事からも見花山住民の思いやりの表われだと感謝しております。お陰様で売上の半分を義援金として2年間、送金する事が出来ました。

 地道な活動で、今年も若い人の入会が有り、新風が吹き込み大変うれしく思っております。時代の変化に応じながら婦人会が発展し、次の世代へ継続して行く事を心より望んでおります。
また、自治会の行事にも積極的に全員参加を目標に、見睦会、青年部、子供会とも良好な関係を築いて参りました。
その一例が、見花山の大きなイベント夏祭りです。皆で一致協力し合い、毎年素晴らしい盛り上がりを見せています。婦人会が中心になり行っている盆踊りですが、一時踊り手が減少し下火だった時期がありました。子供会、青年部、見睦会のバックアップにより、櫓の上には子供があふれ、下には二重の輪が出来、活気みなぎる盆踊りになり、感激致しました。いつか「老若男女」見花山住民が御揃いのゆかたで踊れる日が実現出来たらすばらしいと思います。

 見花山が三十周年を迎え、下町的な人情と、ニュータウンらしい節度と良識のある住み心地の良い町へますます充実する事を願い、これからも微力ですが、婦人会活動を続けて参りたいと思います。

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