[支援団体] …… 

見睦会について

見睦会前会長  宮本 興亜

 私が見睦会の会長を務めたのは平成20年4月から24年3月までの4年間です。初代会長の寺内脩二さん、2代目の橋本孝一さんに次いで3代目が私です。現在は4代目の市川さんが会長を務めています。

見睦会の設立総会

 平成12年4月23日に見睦会の設立総会が見花山自治会館で開催され、初代会長に寺内さんが選出されました。
 見睦会の前身であるシルバー会は平成元年に設立されましたが、高齢化が進み、役員の担い手がいなくなって活動を休止していました。これを憂慮した当時の自治会長の鈴木春光さんが種々のてこ入れ策を行って、「見睦会」と名称を変えて再出発することになった次第です。このとき、私は自治会の総務をしていましたが、見睦会の事務処理を行うため副会長の役職で見睦会に入会しました。私がちょうど60歳になったばかりでした。

 設立したばかりの見睦会の運営は手探り状態でした。この苦労話は20周年記念誌の寺内さんの記述をご覧いただけると良くわかります。
 それから4年、寺内さんのご尽力により見睦会の予算、行事、同好会活動等が軌道にのり、会員数も増加してきました。平成16年4月11日の総会で橋本さんが会長に選出され、活動の充実、会員数の拡大期を迎えます。そして、平成20年4月20日に私が会長を引き継いだときは会員数が82名になっていました。

 私の時に課題となったのは一人暮らしの老人などを対象とした友愛活動でした。それまでも友愛活動があったのですが委員を出すだけで老人クラブとは切り離されて活動していました。しかし親身になって話し相手が出来る人が必要ということがわかり、市老連(横浜市老人クラブ連合会)から居住地域の老人クラブが活動として取り組むことを要請されました。
そこで見睦会では会員と最も接触の多い班長さん全員を友愛活動員として登録することにしました。ただし、対象範囲は会員のみということになっています。幸い、見睦会には友愛活動の対象になる方が少なく、大きな負担とはなっていません。

十周年記念忘年会

 平成22年に見睦会は設立10周年を迎え、忘年会を兼ねた記念式には自治会や支援団体の代表を招待して大いに盛り上がりました。この10年の歩みを写真で会場に掲示し思い出に浸ったことも心に残りました。
 見睦会の行事や同好会はますます活発になり、新しく結成されたグラウンドゴルフは急成長し、最近はたびたび優勝するまでになっています。

 見睦会は横浜市から助成金をいただいている関係で規約や会計の厳密さが求められています。老人の集まりなのに助成の対象となる支出を区別しなければならいので会計は大変です。私が区老連(都筑区老人クラブ連合会)の会計理事を務めていたとき、クラブの会長さんから会計のなり手がいなくて困っているという嘆きをよく耳にしました。
 見睦会はその点、恵まれていると思いました。まず会長を含め役員の年齢が若いこと、4年毎に会長が変われるほど人材が豊富なことなどです。会長のなり手がいなくて90代になっても会長を続けているところもあるのです。若手が役員を務めることは区老連のなかでも注目されていますが、このことは見睦会の活動を非常に活発にしています。

 喜楽会はシルバー会の時代から続いている「おしゃべりサロン」ですが、友愛活動でこのサロン活動を広めようと区老連の友愛活動部が動き出し、市老連の方と一緒に見学されたことがありました。その後、市老連のパネルディスカッションで市川会長が喜楽会の活動を発表するまでに発展しました。

 これからの高齢化社会においては、受け身の生活をするのではなく、積極的に社会とかかわり、社会に奉仕できることに喜びを感じる人生が大切になってきます。
 周りの人から「見睦会はとても元気だ」と言われるととても嬉しくなります。同好会のメンバーが結束し、見睦会の行事に積極的に参加、協力をしてくれることもその一因でしょう。このパワーを持続し、ますます発展していくことを私は願っています。

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