[寄稿] …… 

民生・児童委員報告

民生・児童委員  高橋 妙子/濱田 澄栄

 民生委員は、民生委員法に基づき厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員です。

 大正6年に岡山県で発足した「済世顧問制度」に始まり、今年で96周年を迎えます。また、児童福祉法に定める児童委員も兼ねています。このため正式には「民生委員・児童委員」(略して民生・児童委員)と呼ばれています。

 民生・児童委員は、地域を見守り、生活上の心配ごとなど、様々な相談に応じ必要な支援が受けられるよう、地域の専門機関とのつなぎ役になります。活動にあたっては、法律に定められた守秘義務があり、相談内容や個人の秘密を守ります。
 見花山では、初代は鈴木孝子さん、昭和61年より15年間活躍され、豊田千江子さん、津曲佐池子さん、青山恵子さんと続き、現在私達が担当しております。

 私達は最初に民生委員としての仕事をどうして良いのか悩みました。
先ずは川和地区民生・児童委員協議会の一員として月1回のお楽しみ会・リハビリ教室に参加することでした。お楽しみ会は、70才以上のひとり暮らしの方を対象の昼食会、食後には当月誕生日の方へのプレゼント、歌や踊り等の催しがあり皆さん楽しんでおられます。リハビリ教室は、身体の弱い方を対象に先ずはズンドコ体操なるものをし、ゲームや軽い運動などをして、楽しい時間を過ごしています。

 一方、児童委員として0才以上未就学児童対象の遊びの広場のお手伝いをしております。おもちゃ等で遊んだり親子共々地域の方々と交流しながら、皆で子育てを目指しております。
 その他、「そなえちゃんカード」は災害時安否確認や避難支援を希望する方への支援を円滑に行う為のカードで、自治会、地域ボランティア等で支援するものです。

 見花山も高齢化が進んでいます。一人暮らしの孤立を防ぐ為、町全体で協力し合えればと思っています。今後とも、宜しくお願い致します。

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