[支援団体] …… 

見花山30周年記念に寄せて

青年部前部長  小山 茂

 見花山が誕生して今年で30年を迎えました。
記念誌を発行するので、ここ10年間を重点に青年部の活動の思い出や、現在そして将来の期待や抱負などを語って欲しいと要望されました。

 青年部は、平成3年2月に発足し現在23年目を向かえております。 その間、初代部長 田丸光男さんが10年間、2代目部長 青木隆明さんが6年間、3代目部長 小山茂が6年間、そして今年3月より4代目部長 川名高さんが就任され、引継いでいます。

青年部、見睦会、婦人会で
小机城にハイキング(H19年11月)

1.一貫した部の運営
 部の運営は発足当時より変わらず青年の心意気有るもの同志、定例会やレクレーションを通じて親睦をはかり顔の見える関係を作り上げ、自治会の各種行事に参加支援を行っています。
この23年間の間には、年齢の上限を設けるべきではないかとか、名称を青年、壮年部にしてはどうかと真剣に話し合ったことも有りましたが「青年の心意気」を持ち行動できる者であれば、年齢は問わないと言うところに収束し、現在30代から70代までの幅広い層が一つのテーブルに就いて話し合い、定例会(飲み会)、夏祭り売店運営を始め各種の行事を行ってきています。

地引網を引く参加者の皆さん

2.部員の勧誘
 発足以来15年程立ちますと、部員同士の交流も進み仲間意識も非常に強くなり夏祭り等のイベントなどもスムーズに運営出来る様になってきました。
青年部独自の活動はもちろん、自治会の行事の応援「機動部隊」としての地位も確立してきました。しかし、発足以来の部員も70歳越えてくると、定例総会の度に5名6名と部を卒業していく状況が出てきました。
卒業して部を離れて行くのは、自然な現象なのですが、問題は部員同士の結びつきが強く、新しい部員が入ってこなくなり世代交代をどのように進めるかに突き当たりました。80名強いた部員数が76名まで減ってきました。 一時、新しい部員達を集めて第二青年部を作ってはと言った案も出たほどです。

 そこで取った策が、一般公募では部員は集まらないので、かりん公園で「七夕&バーベキュウ」等の子供が多く集まるイベントの時に親が付いて参加しているのに目をつけて、青年部役員が会場内をチェックし、若い父親を見つけると役員が複数で、勧誘を積極的に行う作戦です。
これが予想外の効果があり勧誘した7〜8割の方が賛同して頂き、その場で名前、住所、TELを記入してもらいました。
危機感を持って役員が一体となって勧誘に当たると結果も付いてくるなと実感しました。と、同時に見花山には、小学生の父親を始め若い人が大勢住んでいるなと思わされました。H25年の総会には部員数92名になっており、卒業する人より加入する人が上回ってました。

3.新部員の新しい発想
 部員を勧誘する事は出来ても次の課題も出てきます。
初めて定例会に出て貰っても最初の30〜40分は議題を皆、同じように聞いているのですが、懇親会になると蜂の巣をつついた様な状況になり特に古い人達は、自分たちの話題に夢中になり新しい人の居場所がなくなってしまうことです。
そこで考えたのが「新入部員歓迎の会」とし定例会の後で役員と新部員で一席設けることです。特に記憶に残るのがH21年の会で役員と新部員、計13名で話し合いを持った時です。
最初は、新部員の家族構成だとか「奥さんどんな人・?」と言った話題でしたが、そのうち青年部の運営に話題が移り、何か新しいイベントが出来ないかアイデアを色々出し合っていった際、新部員から「地引網」をしてはどうかとの提案があり、さらに「地引網」を行っている漁師の人と懇意にしているとのことでした。

H22年 第1回「地引網」

その頃、部の財政は比較的余裕が有り、あまり繰越金を増やすのはよくないな〜と言う時期でしたので総会にかけ、実施することとしました。
地引網を単独で行うには70名以上の人員が必要でしたので、大型バス2台、110名を集めて行おうと進めました。
他の、見睦会、婦人会、子供会にも呼びかけ人数集めをして、さらにバスの手配ですとか海辺で何をするか、魚をどうさばくか、子供達が海に入った時の監視委員、等々初めての大型イベントにチームを組んで対処しました。結果は、大人、子供ともに好評でH25年で4回目をむかえています。

おわりに
 青年部の活動の一端を紹介しましたが、年間では、定例会、主催行事、自治会支援行事など15行事を行っています。毎月何かを行っている状況ですが、部員が自分に合った行事に参加をしてもらえれば良いと思ってますし、緩やかな組織運営で進めてきました。私も三代目部長として6年間、部員、役員の方に支えられ何とか役割を果たす事が出来ましたのは皆様のお蔭と、改めて感謝いたします。
幸い、四代目部長 川名さんに色んな話し合いの中からバトンタッチが出来、感謝しています。同時に、25周年記念に向けて活発な部にしていただくよう陰ながら応援してしていきます。

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