見花山には「かりん公園」と「緑道」があり、住民の大切な憩いの場であるとともに自治会活動の拠点として「かりん公園」は当初から見花山のシンボル的存在として親しまれてきています。また、見花山自治会の広報紙の名称にも使われています。
|
かりん公園の入口
地域に愛されている「かりん公園」は1986年(昭和61年)6月14日に完成し、公開されました。
同年同月に完成公開された公園としては他に、「川和富士公園」と「葛が谷公園」、「荏田南みのり公園」、「荏田東まつば公園」があります。
|
公園に続く緑道
かりん公園の名称の由来については公団側と横浜市と大規模地権者の3者がニュータウンを6つのゾーンに分け、ゾーン毎にテーマ(名称)をつけ名前を決めました。例としては、1.虫の名前(勝田てんとうむし公園)、2.花の名前(中川なでしこ公園)、3.遊びの名前(北山田おにごっこ公園)、4.草花の名前(茅ヶ崎たんぽぽ公園)、5.丘の名前(牛久保光が丘公園)そして、6.樹木の名前(見花山かりん公園)です。
近隣のエリアの公園名として、「高山くすのき公園」、「大丸からたち公園」、「加賀原さるすべり公園」、「川和台もみじ公園」などがあります。 しかし、それぞれの公園が名前通りの樹木が多く植えられている訳ではありませんが、最近はその公園の名前通りの樹木が植えられつつある傾向のようです。
|
|
記念植樹されたかりんの樹
あまたある樹の名前の中で何故「かりん」の名前を見花山の公園に選んだか? を昭和61年当時から住んでおられる方々にヒアリングしても諸説あり不詳ですが、かりんが園内に1本植えてあり、またかりんが珍しい樹の名前で、名前のひびきが良いからではないでしょうか。
公園の管理基準は(広さなど)種別名称と呼ばれて区分されています。広さの大きい順に種別名称は、総合、地区、近隣、街区と明記され、かりん公園は街区公園にあたります。都筑区内の街区公園は99ヶ所あり、かりん公園はその中でも8番目の広さの公園です。
11月10日の見花山誕生30周年記念祝賀会にイベント行事として何をするか? いろいろと準備委員会や理事会などで討議され、先ず最初に決定したのが記念樹を植える事であり、植える樹もやはり「かりんの樹」となりました。植樹のセレモニーに際し、歴代の会長・支援4団体の代表者・未来を担う子ども男女の代表がそれぞれ鍬を入れて戴きました。
この見花山30周年記念樹として植えられた「かりん」が、40周年の10年後、或いは50周年(半世紀)の20年後に、どんなに大きく成長していくか楽しみであり、他の木々も(今回桜の樹も植えた)温かく見守りたいものです。地球温暖化が問題視されている現状、CO2の排出削減に大きく寄与するのが樹木であり、大気中のCO2の吸収に有効である事を忘れてはならないし、これらの事を次の世代に伝えて行くのも今住んでいる私たちの義務だと思います。
<かりんのプロフィール> (ウィキペディアより抜粋)
カリン(ばら科)落葉高木 果実はかりん酒の原料。
マメ科のカリン(花梨)とは 全く別種である。原産地は中国東部、日本への伝来時期は不明。花期は3〜5月で、果実は10〜11月収穫、芳しい香りがする。花、果実とも楽しめ、新緑・紅葉が非常に美しい為、家庭果樹としては最適である。語呂合わせで「金は貸すが借りない」の縁起を担ぎ、庭の表にカリンを植え、裏にカシノキを植えると商売繁盛に良いと言われている。