[祝辞] …… 

地域の牽引車としての役割を期待します

ふれあいの丘連合自治会 高山自治会 会長  井上 晴彦


 見花山自治会30周年記念おめでとうございます。日頃の活動に感謝し、心からお礼と祝いを申し上げたいと思います。

 見花山自治会は、港北ニュータウン第一期(昭和58年)の住民組織で、新しい住民による、新しい「町づくり」への挑戦を、「初期の頃から皆さんで協力して進めてきて、今の自治会の活動がある」と歴代の会長さんはじめ、役員、会員の皆さんから伺っています。私も、15年間見花山自治会の活動にふれてきてそれを実感しています。そして、地域の模範となる自治会運営をされていると思っています。

 では、外部の自治会に直接関係のない人から、「見花山自治会はどう見られていたのか」というエピソードを一つ紹介させていただきます。
 見花山自治会の20周年の少し前、都筑区役所から「武蔵工業大学(現在の東京都市大)4年生の卒業論文のための調査活動を手伝ってあげて欲しい」という依頼がありました。二人の女子学生でしたが、研究のテーマは『都筑区における祭の役割』というものでした。私も連合町内会長を引き受けた時、都筑区についていろいろ調べた事があったので、それらの内容を含め、自治会の話をさせてもらいながら、見花山自治会はじめ区内のいくつかの夏祭りを案内させてもらいました。
伝統ある二つの町内会の「盆踊り大会」「夏祭り」を見学した後の二人の感想は、「主催者の盛り上がりに対し、参加者の盛り上がりが今ひとつで、両者の距離を感じた。」ということでした。それぞれ地域の特性や祭の目的の違いがあるので単純に評価をすることはできませんが、その時の見花山夏祭りについては、「アットホームな暖かい雰囲気があり、主催者と参加者の間がとても近く、皆で作り上げているお祭りという雰囲気が伝わってきてとても良かった」というものでした。

 私は、見花山の歴代の会長さんはじめ役員の皆さんが、自治会活動の理念をきちっと持ち、それを訴えながら活動を進めているのを見てきています。
自治会が「活動方針=目的」を自治会員に訴えながら、日常活動を進めていることは素晴らしいことと思っています。その理念は「子どもたちにふるさとを!」「大人たち同士仲良く、顔の見える関係を!」と現会長の西潟さんも事あるごとに発信しています。

 これからもこの地域の先輩自治会として、さらに私ども後輩の自治会をリードして下さることを期待し、お祝の挨拶に代えさせて頂きます。

                平成25年12月18日    井上 晴彦

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